
前回の記事はこちら
今回の検証対象は、拡張パック「メガシンフォニア」。
メガブレイブと並ぶ新シリーズで、5枚入り仕様・ノンミラー構成という点も共通しています。
この記事では、0.01g単位の精密スケールで計測した30パック分のデータをもとに、SR・AR・RRといった高レアカードの封入傾向を分析しました。
【使用計測器】URL:https://amzn.to/45BpICY
特に、最重量帯に注目しながら、重量による判別の可能性と限界を深掘りしていきます。
計測データの全体像
まず、今回の検証で記録された重量帯は以下の通りです。
計測範囲:8.44g 〜 8.60g
高レア封入パック(9パック)
計測結果は8.44g〜8.60gの範囲に分布し、以下のような高レアリティカードが確認されました。
このように、高レアが出現する重量帯は8.54g以降に集中しており、軽量帯はほぼ通常構成と判断できます。
高レアの出現ゾーンを分類
重量によってレアリティの出現傾向を区分すると、次のようなゾーン分けが可能です。
✅8.44g〜8.48g:軽量帯(コモン/アンコモン中心)
明確に高レアが出ていない帯域。除外の基準として使いやすいゾーンです。
✅8.49g〜8.53g:準軽量帯(Rが稀に出現)
Rがちらほら出てくるが、基本は低確率。判断に迷う帯域です。
✅8.54g〜8.58g:中量帯(RR・AR・Rが混在)
RRやAR、Rが複数確認された、いわゆる“当たり予備軍”ゾーン。判別はやや難。
✅8.59g〜8.60g:最重量帯(SR確率高)
SRがここに集中。ボックス内で最も重いパックを狙うならこの範囲。
ここで注目すべきは、「RR・AR・SRの境界が曖昧になっている中重量帯」です。
例えば8.55gや8.57gという同一重量でも、RR・AR・SRすべてが出現しており、重量だけでは見極めが困難なケースがあることが分かります。
SRの判別可能性と限界
SRの出現重量は8.55gと8.60gの2件。
特に8.60gは今回の最高重量であり、最重量帯にSRが偏る傾向はメガブレイブと同様でした。
ただし、8.55gではARも出現しているため、同一帯域での判別は難易度が高くなります。
「最重量=SR確定」とまでは言えないものの、「8.59g以上の帯域はSR期待値が高いゾーン」として一定の活用はできそうです。
RRとARの見分けは可能か?
RRとARは、どちらも8.54g〜8.59gに集中しています。
今回のデータでは以下のような重なりが確認されました。
RR:8.54g / 8.56g / 8.57g
AR:8.55g / 8.59g
このように、完全に重複している帯域が存在するため、スケールの精度を考慮しても明確な区別は困難です。
「若干ARの方が重い傾向にある」といった傾向は見られるものの、誤判別リスクが高いため、慎重な運用が求められます。
重量サーチはまだ使えるのか?
今回のメガシンフォニアでも、以下のような読み取りは可能でした。
✅ 最重量帯(8.59g〜)にSRが集中しやすい
✅ 軽量帯(〜8.48g)は明確に除外対象として機能
❌ 中量帯ではAR・RR・Rが混在し、誤差の影響が大きい
結果として、重量サーチは“活用の余地あり”だが、全幅の信頼を置けるものではないという結論に至りました。
前回のメガブレイブとの比較
前回検証した「メガブレイブ」では、SRの出現が8.58g〜8.61gに集中していました。
それに対してメガシンフォニアでは、やや軽い8.55gにもSRが出現しており、最重量=SRとは限らない幅のある結果となっています。
とはいえ、両弾ともに軽量帯(〜8.48g)が“ノーチャンス帯”である傾向は共通しており、重量による仕分けの有効性は維持されている印象です。
まとめと今後の展望
今回の検証では、SR・AR・RRの出現帯がある程度見えましたが、SAR・MURといった超希少レアは確認できませんでした。
特にMURは封入率2%程度と言われており、遭遇自体が難しいカードです。
これらが実際に出現した際、どの帯域に位置するのかは今後の重要な検証ポイントになると考えています。
今後もデータを積み重ね、封入傾向の変化を追いながら、重量サーチの“使える範囲”を慎重に見極めていく予定です。
今回の検証結果が少しでも参考になった方は、他の記事や今後の検証データにもぜひご注目ください!